LONG LIFE / 23本

長生きした服の物語

リーバイス501、M-65、アラン・セーター、ハリスツイード……。50年、70年と着られてきたヴィンテージの定番を「なぜ残ったのか」という生存理由から読み解く記事の一覧です。丈夫さ、直しやすさ、経年変化という3つの条件がそろうと、服の寿命は流行に左右されなくなります。

読む → 寿命 50年〜

MA-1——空軍のフライトジャケットが街着になるまで

古着屋の定番になっているナイロンのジャケット、MA-1。もとは1950年代、ジェット機に乗る飛行士のために作られた軍服でした。裏返すと現れるオレンジ色の裏地など、細部に残る理由を見ていきます。

読む → 寿命 30年〜

カーディガン——前開きニットに残る伯爵の名前

ボタンで前を開け閉めできるニットは、カーディガンと呼ばれています。この名前は、19世紀のクリミア戦争で騎兵を率いたイギリスの伯爵に由来するとされています。名前の由来と、このかたちが長く着られてきた理由を見ていきます。

読む → 寿命 40年〜

チノパン——軍のカーキが日常着になるまで

ベージュの綿のズボンは、いまでは仕事にも休日にも穿かれています。もとは19世紀の軍服のために生まれた丈夫な綾織りの綿布でした。チノパンがどのようにして日常着になり、なぜ古着として長く残るのかを見ていきます。

読む → 寿命 40年〜

カウチンセーター——太い糸で編むカナダ先住民のニット

染めていない太い羊毛で、縫い目なく輪に編まれた厚手のセーター。カナダ西海岸の先住民の女性たちが150年以上編み継いできたニットが、なぜいまも古着屋に残っているのかを見ていきます。

読む → 寿命 30年〜

バスクシャツ——船乗りの縞が定番になるまで

白と紺のボーダー、横に広く開いたボートネック、厚手の編み地。バスクシャツと呼ばれるこのシャツは、もとはフランス海軍の船乗りの服でした。縞の本数まで規定で決められていた服が、なぜ160年以上ほとんど形を変えずに着られてきたのかを見ていきます。

読む → 寿命 50年〜

トレンチコート——塹壕の名を持つ雨の日のコート

肩のストラップ、腰のベルト、袖口の留め具。トレンチコートには、いまの暮らしでは使い道の少ない細部がたくさん残っています。雨と泥の中で生まれた形が、なぜ100年以上ほとんど変わらずに着られてきたのかを見ていきます。

読む → 寿命 40年〜

シャンブレーシャツ——作業着から日常着になった青いシャツ

デニムと同じ青なのに、薄くて涼しい。色糸と白糸を平織りにしただけの布が、船の上の作業着を経て、いまも古着屋の棚に並んでいます。地味な布が長く残った理由を、織りと歴史からたどります。

読む → 寿命 50年〜

ダッフルコート——トグルで留める海のコート

フードに、木や角のトグル。ダッフルコートは、寒い海の上で手袋をしたままでも着脱できるように考えられた服です。軍の放出品から街の定番になるまでの道のりをたどります。

読む → 寿命 50年〜

ピーコート——海の上で生まれた厚手のコート

短い丈に、ダブルの前合わせと大きな襟。ピーコートは、甲板の風と寒さをしのぐための服として生まれました。少なくとも18世紀初めから記録に残るこのコートが、ほとんど形を変えずに着られてきた理由をたどります。

読む → 寿命 50年〜

ブルー・ド・トラバイユ——フランスの青い作業着

襟だけの簡素な形に、大きなポケットが3つ。フランスの職人たちが着てきた青い上着は、色あせても形を変えずに、今も古着屋の棚に並んでいます。

読む → 寿命 40年〜

フェアアイル——シェトランドの島で編まれた模様

人口およそ60人の小さな島の名前が、世界中で知られる編み模様の名前になりました。1段に2色だけという決まりや、羊の毛そのものの色から、模様が長く受け継がれてきた理由を見ていきます。

読む → 寿命 30年〜

ハリントンジャケット——バラクータG9という定番のかたち

ゴルフのために考えられた丈の短い上着が、90年近く大きく形を変えずに作られています。雨を流す背中のつくりやタータンの裏地、映画やドラマとの縁から、「定番」が長く生きる理由を見ていきます。

読む → 寿命 20年〜

グッドイヤーウェルト——底を替えて履き続ける靴のつくり

靴がだめになる理由の多くは、底がすり減ることです。その底だけを外して縫い替えられるように作られた靴が、150年以上前から存在しています。

読む → 寿命 70年〜

アロハシャツ——着物地から生まれたと言われる柄シャツ

着古した着物をほどいて、南の島のシャツに仕立て直す。アロハシャツの起源として語られるその話と、古いものほど大切にされてきた理由をたどります。

読む → 寿命 40年〜

ガンジーセーター——港町の作業着が残した編み方

紺色の細い毛糸で、目を詰めて編まれたセーター。港で働く人の作業着として生まれたこの服には、傷んだところを編み直して着続けるための工夫が最初から組み込まれていました。

読む → 寿命 30年〜

バブアー——蝋を塗り直して着続けるジャケット

古着屋で見かけるバブアーの表面は、色むらやかすれがあることが少なくありません。それは劣化の跡というより、蝋を塗り直す前の状態です。この服は、手入れされる前提で売られてきました。

読む → 寿命 50年〜

ハリスツイード——法律に守られた手織りの布

古着屋のジャケット棚で、裏地にオーブ(十字のついた球)のラベルを見かけることがあります。あの小さな印は、産地と製法を法律で定めた布の証明書です。

読む → 寿命 40年〜

アラン・セーター——島の手編みが残した編み目

生成りの分厚いニットに、縄のような模様が縦に走っている。アイルランドの小さな島で生まれたこのセーターには、有名な伝説と、それとは少し違う本当の成り立ちがあります。

読む → 寿命 50年(未使用)

デッドストック——一度も着られずに50年生きた服

タグがついたままの、数十年前の新品。古着屋でいちばん高い値札がついていることもあります。「着られなかったこと」が価値になる、寿命の変わり種の話です。

読む → 寿命 30年〜

バンドTシャツはなぜ資産になったのか

プリントTシャツは、本来いちばん壊れやすい服です。それなのに30年、40年と生き延びて、高値で取引されるものがあります。理由は素材の強さではなく、「いつ・どこで」が服に書いてあったことのようです。

読む → 寿命 50年〜

M-65——機能だけで設計された服は死なない

1965年に米軍へ採用されたフィールドジャケットが、60年後の古着屋にふつうに並んでいます。この服にはひとつも「なんとなく付いているパーツ」がありません。それが、長生きの理由のようです。

読む → 寿命 30年〜

リバースウィーブ——「縮むから横に編む」が生んだ40年選手

洗うたびに縮む。ただそれだけの不満を解決するために、生地の向きを90度回した人がいました。弱点をつぶすための発明が、そのまま「長生きする服」の設計図になっていきます。

読む → 寿命 60年〜

リーバイス501は、なぜ70年生きられるのか

1960年代の501が、いまも古着屋で売られ、街で穿かれています。ファストファッションのTシャツの寿命が約1年だとしたら、その60倍以上。この差はどこから来るのでしょうか。