直す・めぐらせるREPAIR & RECYCLE
ダーニング、かけはぎ、刺し子、裂き織り、繊維リサイクル……。穴が開いた日を服の終わりにしないための修理の技術と、着られなくなった服を次の形に戻す仕組みについての記事の一覧です。服の寿命を数年ずつ延ばす、いちばん身近な方法でもあります。
ジーンズのリペア——当て布とミシンで穴を直す
膝に穴があいたジーンズは、捨てるか、そのまま穿くかの二択だと思われがちです。けれども裏に布を当てて縫い込めば、もう何年も穿けます。直し跡も、そのジーンズの履歴のひとつになります。
読む → 寿命 〜100年刺し子——布を強くするために重ねた針目
藍色の布に、白い糸の針目が規則正しく並ぶ「刺し子」。いまは手芸として親しまれていますが、もとは布を丈夫に、暖かくして使い続けるための工夫でした。その成り立ちを見ていきます。
読む → 寿命 +数年かけはぎ——穴を織り直して消す修理
虫食いの小さな穴や、引っかけてできた鉤裂き。その傷を、同じ生地の糸で一本ずつ織り直してふさぐ修理が「かけはぎ」です。直した跡を見せないという、もうひとつの直し方をたどります。
読む → 寿命 布の二度目裂き織り——古い布を裂いて織り直す
着られなくなった着物や布を、細く裂いて横糸にする。江戸時代の東北や北陸で、木綿を大切に使うために育った「裂き織り」は、布に二度目の一生を与える織り方です。
読む → 寿命 最後までウエスになる服——着られなくなった先の使われ方
穴があき、色があせ、もう誰も着られなくなった綿の服。その一部は四角く裁断され、工場で機械の油を拭く布「ウエス」として、もうひと働きしています。服の一生の、最後の場面を見ていきます。
読む → 寿命 +数年修理にお金が出る国——フランスの衣類リペア・ボーナス
穴のあいたセーターや、すり減った靴のかかと。フランスでは2023年から、こうした服や靴を直すと修理代の一部が割り引かれるようになりました。「直す」ことを社会で支える仕組みを見ていきます。
読む → 寿命 繊維ごと再生プラートの再生ウール——古いセーターを糸に戻す町
イタリア・トスカーナの織物の町プラートでは、19世紀半ばから使い古したウールをほぐして糸に戻す仕事が続いてきました。町ぐるみでまわる循環のかたちをたどります。
読む → 寿命 その次へ繊維から繊維へ——服を服に戻す技術はどこまで来たか
古着を回収に出せば、また服になる。そう思われがちですが、実際に服から服へ戻る割合はごくわずかです。何が難しく、どこまで進んでいるのかを確認します。
読む → 寿命 +数年ダーニング——穴を隠さずに直すという選択
靴下のかかとに穴が空いた日は、多くの場合その靴下の最後の日になります。でも、その穴を糸で埋めてしまえば、寿命はもう数年のびます。ダーニングは、そのためだけの技術です。